
決定的な時代の幕開け
ワーナー・ブラザース・ゲームズは『Mortal Kombat 1: Definitive Edition』を発表し、これを「最も完全な版」と銘打っている。この包括的なパッケージには、ベースゲームに加え、これまでにリリースされたすべてのDLC——爆発的なストーリー拡張「Khaos Reigns」と両方のKombat Packが含まれている。映画ファンは、近々公開予定の『Mortal Kombat 2』や2021年版映画を思わせる新たなキャラクタースキンも楽しめる。
コミュニティに広がる懸念
この発表はMKコミュニティに衝撃を与え、多くのベテランプレイヤーは、NetherRealm StudiosがMK1に別れを告げる最終形態と受け取っている。伝説的クリエイター、エド・ブーンによる長期的なサポートの約束があったにもかかわらず、Kombat Pack 3の発表が一切ない状況は不安を煽る。2025年3月に追加予定のT-1000が、ロースターに加わる最後の新顔となる可能性がある。
「MK1のコンテンツ寿命が、TEXAS CHAINSAW MASSACREのゲームよりも短いってマジかよ w」
過去からの反響
歴史を振り返れば、NetherRealmはMK11でも同様のアプローチを取った——リリースから2年後に次のプロジェクトへ移行したのである。ブーンの初期の約束にもかかわらず、MK1もこのパターンを踏襲しているようだ。1月にサプライズ登場したピンクの忍者フロイドは一時的にコミュニティを沸かせたが、復活の兆しというよりは、むしろ白鳥の歌となってしまった。
WBゲームズの戦略
舞台裏では、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーがこのシリーズへの関与を続けており、『Mortal Kombat』を4つの主要ゲームフランチャイズの一つに挙げている。しかし、販売数は厳しい現実を物語る——MK11が1,500万本の記録を打ち立てたのに対し、MK1は500万本にとどまっている。
NetherRealmの次の一手は?
スタジオの将来は依然として謎に包まれている。多くの関係者は『Injustice』シリーズへの回帰を予想しているが、ブーンは情報を明かしていない。Unreal Engine 4への移行とパンデミックによる混乱が、DC格闘ゲームシリーズの継続ではなく、MKの再訪を決断させた要因と報じられている。
| フランチャイズタイトル | 発売年 | 主な特徴 | 
|---|---|---|
| Injustice: Gods Among Us | 2013 | DCユニバースとのクロスオーバー | 
| Injustice 2 | 2017 | ギアシステムの導入 | 
| Mortal Kombat 11 | 2019 | 時間旅行を題材にしたストーリー | 
| Mortal Kombat 1 | 2023 | ソフトリブート | 
一つ確かなのは——次の章がスーパーヒーローであれ、コンバタント(戦士)であれ、NetherRealmのファン基盤は熱心に見守っているということだ。それまで、この『Definitive Edition』がMK1の最終形態として立ち続けることになる。
 
             
                             
                             
                             
                             
                            