
任天堂は、Switch本体およびゲームソフトの売上が期待を下回ったことにより、財務予測を再度引き下げました。当期四半期累計(第3四半期まで)において、ハードウェアの収益は前年同期比31.7%減の8955億円(57億米ドル)となり、Switch本体とソフトウェアの両方が大幅な減少を記録しました。
財務実績の概要
補足的な収入源もまた大きく減速しました:
- モバイルおよびIP関連収益は33.9%減の497億円(3.2億米ドル)
- 売上総利益は27.3%減の5655億円(36億米ドル)
修正された予測と市場での立ち位置
これは、任天堂が2025年度(2025年3月期)の業績予想を2回連続で引き下げたことを意味します:
- Switchハードウェアの販売台数予測を150万台減の1100万台に下方修正
- ソフトウェアの販売本数予測を1000万本減の15億本に下方修正
Switchの累計販売台数は1億5000万台を突破していますが、アナリストはPlayStation 2の記録である1億6000万台には届かない可能性があると指摘しています。一方で、任天堂DSの1億5400万台という節目を上回る可能性はあります。
ソフトウェアのハイライトとプレイヤーの関与
最近の売れ行き好調なタイトルには以下が含まれます:
- ゼルダの伝説 知恵のハーモニー(391万本)
- スーパーマリオパーティ ジャンボリー(617万本)
- マリオカート8 デラックス(538万本)
特に、『スーパーマリオパーティ ジャンボリー』はシリーズ過去作の初期販売数を上回るペースで販売されています。プラットフォームは2024年に1億2900万人のアクティブユーザーを維持するなど、高い関与度を保っています。
今後の見通し
今後発売予定のSwitchタイトル:
- ゼノブレイドクロニクルX ディフィニティブ・エディション(3月20日)
- ポケモンレジェンズ Z-A(2025年)
- メトロイドプライム4 ビヨンド(2025年)
任天堂は、4月2日にSwitch 2を紹介するショーケースを開催し、その後世界各地でハンズオンイベントを実施する計画を確認しました。後継機は2025年発売予定で変わりありません。