Nintendo Switch 2のユーザーから、コントローラーの振動機能が「長時間の使用」とシステムが判断した後に自動的に無効化されるという特異な挙動が報告されている。
今月初旬にSwitch 2が発売されて以来、プレイヤー間では「長時間の使用により振動機能をオフにしました」という画面メッセージが表示される体験談が共有され始めた。この警告後、Joy-Conの振動機能は一時的に停止し、没入型のゲームプレイ体験が妨げられるケースが生じている。
あるRedditユーザーは「当初は携帯モードで1時間半ほど遊んだ後にこのメッセージが表示されていた。現在は最初の20分以内に表示される。同じ問題に直面している人はいるか?」と投稿した。
影響を受けたプレイヤーは、頻繁または強烈な触覚フィードバックで知られる様々なタイトルでこの警告に遭遇。特に《Cyberpunk 2077》——ミニガンの発射などの高強度シーンでは顕著——が共通の引き金として挙げられ、他にも《The Legend of Zelda: The Wind Waker》のカットシーン(Nintendo GameCubeエミュレーション経由)で表示された事例が報告されている。
Redditでの追加報告では、《Sonic Generations》のラストボス戦や、コア体験の一部として継続的な振動を使用する《Fast RMX》などでも同様の中断が発生していることが示された。
任天堂は現時点で正式見解を発表していないが、多くのユーザーはこの制限が省電力対策であると推測。振動機能はバッテリー消費が大きいことが知られており、長時間のプレイ中にコントローラーの充電を維持するための措置と考えられる。しかし現行の実装では短時間のプレイ後でも警告が表示されるため、過敏な反応と感じるユーザーも少なくない。
「わずか数分プレイしただけで表示される」と不安を訴えるユーザーは「故障したJoy-Conを所有している可能性もあるのでは」と懸念を示す。
現時点では、影響を受けたユーザーはシステム設定で振動を完全にオフにすることで繰り返し発生する中断を防止している。また、通常は数分程度のクールダウン期間後に機能が復旧することが確認されている。
IGNは本件について任天堂にコメントを求めた。[ttpp]